新宿で、開業6年目突入3人組の会合にでた。場所はJR新宿駅間近の有名焼き肉チェーン店新宿東口店。一昔前だったら「バブリー」という言葉がぴったりする内装と、一抹の物寂しささえ漂う広々とした空間での焼き肉コースが、なかなか美味しかったのが何とも面白い。話題は、とにかく暇になってきたことと、その前に咳が長引く風邪が何故か流行っていたこと、そして、これからの実地医療の多角化に関する多くの考え方だった。多角化とはいってもたかが一開業医ができることは知れていて、せいぜい健診だったり、産業医だったり、自由診療だったり、治験だったりする程度なのだけれど、それでも、何となく感じる閉塞感は共通していた。ひとりは都下の団地そばのクリニック、もう一人は私鉄沿線の高級住宅街を周囲に持つ商店街のクリニックを開設し、残る僕自身は都心のビル診理事長ではあるけれど、場所は違っていても共通項があるものだ。