チャドクガの毛虫による刺され皮疹のシーズンが一段落しました。腕と首周りに無数にできる皮疹は最初は赤くその後茶色になってだんだん消退しますが、その間の1-2週間は結構悲惨ですね。痒さのあまり掻きむしって複雑な皮膚所見になり、周囲の人からは流行病ではないかと変な目でみられるなど大変な思いをした人も多かったのではないでしょうか。ツバキやサザンカの葉について育つのですが、グループで行動しているうちに退治しないと大きくなって単独行動を開始し、こうなると木全体に広がってしまい、手に負えなくなります。風のある日にその木の下を通ったり、庭の手入れをしていて毛が皮膚に刺さると発症するわけです。現在は静かですが、数週後にもう一回発生時期となり、注意が必要です。面白いことにこの時期木の枝には蜘蛛が盛んに巣を張っており、まもなくでてくる成虫を待ち受けているみたいです。
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