2010年3月20日土曜日

今週の夜の出来事

 今週の火曜日夜は久しぶりに代々木の大学病院での症例検討会に出席させていただいた。症例検討会と言っても今回は症例ではなく、4月からのウイルス性肝疾患の治療に関する講演で、若い先生が一所懸命まとめてくれた最新情報を拝聴した。ショックであったのは、同席したI先生から、お父上が逝去なされたことを聞いたこと。私が肝生検をして診断を確定し、以後開業医をなさりつつ闘病されていて、お会いするたびに楽しいお話をうかがっっていただけに、残念でならない。帰宅後、以前いただいていた、お元気なときに著された「街医者のカルテ」シリーズと「隠居の愚痴」をあらためて手にとりつつ冥福をお祈りした。
 水曜日夜はS社のY氏、S氏と西麻布彩季で会食。肝炎治療の話、会社の将来の話、など、話題はつきない。料理の味を引き立てるすてきな食器に形良く載せられた「創作フレンチ」は、良い素材を丁寧に扱っているのがわかる。味そのものは普通かな。すべて個室の内装は布地を主体とした落ち着いた雰囲気だが、個人的にはしっかりした素材の内装や絵画、周りの人々の発するざわめきも欲しい。それに、テーブルにサービスをするスタッフにはあまりお金をかけていないみたいではある。でも、それなりの目的で食事をする方々には良い場所だと思う。深夜の食事とワインにはお金を惜しまない方々には最高だろう。
 昨夜は、大学同期でもあるS区内科医会長のT君と、JR駅から少し歩いて横町に入ったふぐ屋でお食事。話題はもっぱら医師会の動勢と子供のことと少しずつ症状を出しつつあるBPHのことで、10年前には絶対に食事の話題にはのぼらなかったことばかりで、後になって考えると、やっぱり年をとっていますね。ふぐ料理を食べずに飲んだふぐのひれ酒が美味しかった。

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