2010年5月20日木曜日

世界経済フォーラムで首相演説

ダボスでの世界経済フォーラムでの福田首相の演説をNHKの録画で観ました。世界経済の変調、地球温暖化、開発途上国の保健に日本が何が出来るかをスピーチされたわけですが、日本の経済状態の現状を考えると先頭を切って問題の解決にあたるわけにもいかず、ましてや現在の経済変調は確かに日本ではなくアメリカ発なのだから、ということで、随分とおとなしい演説になった印象です。温暖化問題については夏のサミットに向けての準備なのだと思いますが、まとめ役に徹したいなという気持ちが先立っているようにも見えました。国内の経済界の意見を無視できないのはとくにこの会議では当然だからこんなものかも。アフリカを中心とする開発途上国の保健に関して、援助をするお話、これは良かったと思います。現時点で日本が内外の制約にとらわれず先頭を切れるのはこの分野ではないでしょうか。残念なのは、スピーチが原稿丸読み的でありすぎたのと、後のブレアさんなどからの質問のときにもっと威勢が良くてもよかったのでなないかと思えたこと。むずかしいですね。

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