2013年5月26日日曜日

魚が一番美味しい店

駅の反対側のイングリッシュパブでエールを2杯飲んでから小さい商店街のあるこちら側に移り数分で到着した半地下の和食屋である。週の半ばの2日を休む代わりに土日営業とは、ほとんど趣味の世界に思える。そのせいか、まだ6時前の時間帯だったためか、カウンター客はわれわれだけであった。しかし、下の階には小人数の集まりが開かれているようでかすかにざわめきが聞こえてくる。コンピュータ仲間の縁で訪れたこの店のマスターは、寡黙ながらもさりげなく会話を繋ぐ。ほぼ同年配の彼が造る料理は、このエリアで一番魚が旨い店との評判通り、とても美味しい。締め鯖、カサゴの唐揚げ、鰹を使ったサラダ、などなど、奇をてらわずに素材の味を充分に生かしているというのだろうか、日本酒がすすむ。最後に樽出しの焼酎を飲んでかなり出来上がって家路についた。

レントゲン換装

2年ほど迷った挙げ句、現像機をCRに変えた。当診療所の場合、胃透視をどうするかと言う問題がセットで解決されなければならないのでなかなか踏ん切りがつかなかった。年間約50件の胃透視のために1千万近いDR入れてどうするの、と考えながらも、数百名の健診での胃疾患の拾い上げ方法を簡単に変えるわけにもいかず、今年もペンディングかなと思い始めていた矢先、レントゲン装置の部品保有期限が切れますという通知をメーカーから頂いた。これにて一件落着である。幸い、ペプシノゲンと血中ピロリ抗体を使ってのいわゆるABC法が普及し始めているし、当院の内視鏡はおかげさまで極めて評判がよろしい。放射線の問題もあるしね、ということで、健診での胃透視を終了することとした。内視鏡の料金は値下げしてハードルを下げ、便潜血反応を無料にし、ABC法のパンフレットを検診結果レポートに同封する。これで良いだろう。
まず嬉しかったのは、フィルムレスになってフィルム管理から解放されたこと、現像機にフィルムを入れる手間がなくなり、診療ブースですぐに画像を見ることができる。これからの問題は、現像機と胃透視装置が撤去されてできた空きスペースをどうするかだ。高い家賃払っているのだから、何かに使いたい。