ここに来て良かったことのひとつに、MRさんの無用な面会を避けられることがあげられる。周囲のすべての薬局がK病院、N病院、S病院の門前薬局として存在しているので、当院で時間をつぶしても実績には役立たないことがおそらくの理由で、最近の面会は主にC型肝炎の新しい治療薬を発売して威勢の良いメーカーと、薬局のはんばい実績とは関係のないインフルエンザ診断キットのメーカー、それと、紛れ込んでくるSEOとかHPの売り込みに限られていた。お互いにとってとても良いことだと思っていた矢先、突然のアポがはいった。ご持参の話題は昔からのクスリでの治験成績と、新しい方向性に関するいくつかの文献である。インターフェロン、DAAが素晴らしい成績をあげるまでの長い間、肝炎についてはUDCAとともに治療薬の双璧をなしていたものだった。そういえばまだあったんだ、というのが正直な感想。ゴメンナサイ。お持ちいただいた文献の内容にしても、それをもとに再び使い始めるにはあまりに貧弱だった。昔の話、恩師の話などを伺ってお引き取り頂いた。
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