2010年4月25日日曜日
事業仕分け第2弾
事業仕分けパフォーマンス第2弾、独立行政法人-国立病院・労災病院編-(1時間30分)のビデオhttp://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/04/a_l.htmlを見た。かたや国立病院機構もう一方は労働者健康福祉機構 が運営する全国に配置された病院であるが、両機構の代表の方々は、行政刷新会議のメンバーの俎上に載ってお疲れさまでした。全くの第三者としての見え方だが、国立病院の運営は何とか評価されていて、職員の非公務員化がよりよい選択とされるぐらいでまとまっていたが、労災病院のそれはさんざんな評価で、機構がそのまま運営する事に賛成は6名しかいなかったことは、会議の結論としてそうはなったものの、もし運営主体を変えるとしても変え先も無い、つまり、かなり根本的に形を変えないと駄目だから仕方がないのでこのままの主体で、ととれるような結論だった。確かに、労災の患者が5%だけど、全国の病院平均が0.5%だから、それの10倍だから良いでしょうという代表側の考えは、労災病院と言う名前が付いている病院であるならば全くのノー天気と言われても仕方がないだろう。それに加えて、堂々の全国平均並みの病床稼働率がアピールすると考えるのも変で、それをそれほど重視しなかった会議の結論も結論だ。しかし、これらのとんでもない事実は、昔の労働省、あるいは現在の厚生労働省のガバナンスのツケであり、さらに、数百メートルの近距離に公立病院が出来てしまい競合する事になるなどという医療資源の無駄遣いは国と自治体とのあり方を巡る国の方針の欠如に帰因する。被害者あるいは犠牲者は、結局国民であり患者であり医療従事者である。パフォーマンス自体は、前の政権で明らかにならなかった、あるいは為されることもなかったことをしたということで、評価されて良いと思う。でも、そろそろ賞味期限だね。
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