2011年8月31日水曜日

秘薬


効果・安全性評価委員会がとどこおりなく終了し、その後の席で薬科大学教授からお薬をいただいた。どんなときに飲むのと聞いたら、「とにかく大変なとき」とのこと。AEDみたいなものかな。

2011年8月28日日曜日

102歳

ゴルフでさんざん叩いてN先生、S先生、M君、幹事殿にご迷惑をかけた後、帰り道の脇の馬橋にいる母を見舞った。数年前に転倒して大腿骨頭骨折し、入院してから急速に進行した認知症で、102歳の現在は僕の顔を見ても僕とは全く認知してくれず(多分)、間近なヒトの顔なら誰でも、元気な時には一度も見せなかった穏やかな笑顔で反応する母を見舞うと、胃ろうのパワーに圧倒されると共に、自分が同じ立場になった場合どうするだろうと考える。この状態での胃ろうなら、導入時に拒否できる状態なら拒否するだろうなとも思うが、一方、周囲にとっては個人が生きていることが一番大切なことを実感している時だけに、自分がどんな状態であれ生きていることが周囲にとってハッピーであるのなら受け入れるかも知れない、とも思う。

2011年8月19日金曜日

GERD

後楽園裏の薄暗いビルでのE社のGERD関連講演会。遠路はるばるのM教授のご講演を拝聴した。なぜかピロリ菌のお話から始まり、今でもよくわからないのだが、突然GERDの話に突入して内容豊富な1時間が過ぎた。久しぶりに一睡もしなかった素晴らしい講演であったが、PPI不応性GERDの対策について質問したところ、1割にも満たないそんな患者は適当にやっとけばいつの間にか治っちゃうと言う内容のお答えをいただき、さすがガイドライン作成に携わった方の考えは違うなとびっくりしてしまった。エビデンスがなくても実際の診療での豊富な経験からのヒントを聴衆は期待していたのに。意外と豊富な経験は無いのかも知れない。

2011年8月14日日曜日

肝臓学会教育講演会


お盆の日曜日、肝臓学会の教育講演会を聴講。昼食時間にはランチョンセミナーまで組み込まれていて、お弁当を取りに席を立った以外は座りっぱなしの一日だった。肝炎ウイルス、NAFLD、門亢症などなど、盛り沢山な内容は、日頃の勉強不足な頭には良い刺激ではあった。内科学会以外の教育講演会はそれぞれの学会会期に合わせて開催されているが、今回のような単独開催はとても出席しやすく、ありがたい。

2011年8月5日金曜日

日本の中の外国?

甲州街道から少し入った路地裏にその店はあった。全面ガラス窓、窓枠は深紅
。客席の奥にオープンキッチンが見える。店の中に入ると若い店員が一斉に「いらっしゃいませぇ」と声をかけてきた。明らかな中国語なまり。店長だかマネージャーだかわからない男性も含めて全員が中国の人だった。mainlandあちこちから来ているらしい。店員同士の会話は中国語が飛び交っている。ジョッキのビールを人数分頼んだら、瞬時にピッチャーに入ったラップでおおわれたビールが到着した。飲んでみたらやっぱり発泡酒だった。ノミホなのであきらめて2、3ピッチャー飲んだあと、8年もののしょうこうしゅを頼んだら、これは美味しいホンモノだった。一方、料理は、北京ダックが微小過ぎて思わず笑ってしまったけれど、最後は食べきれないくらい色々出てきた。ビールとダックも含めて、あちら風の雰囲気を堪能してしまった。