久し振りに日吉の協生館を訪れた。前回はなんと天皇皇后両陛下がおいでになり、お話を賜った数年前のことで、その日は今日以上に寒くしかも小雨交じりで、競技場全体に作られた仮設席に座ったはいいが寒くて寒くて、配られたホカロンと膝掛けと合羽で寒さをしのぎながら暖かいお言葉を聴いたことを懐かしく思い出した。今日の日吉は新年度の入学式の準備の張り紙・立て看があちこちに準備されているが、人はまばらである。協生館で開いているのもローソン、タリーズそしてHUBイングリッシュバーくらいであったので、当然のことながらバーでfish and chipsを肴に生ビールをドリンクした。地下の競泳プールと陸上競技場では部員がしっかり練習していた。それを横目に、東横線日吉駅に向かって信号を渡る。駅を抜け、1-2週間後には新入生コンパで商店街の飲み屋なんかは大繁盛だろうと思いながら、大昔あったウインザーやスイス、タンポポなんかを思い出しつつ、今日は浜銀通りを降りることにした。ほぼ下りきったところの未舗装の細い道を左折する。松の川緑道である。バス通りの手前約100メートルを、それとほぼ並行して、崖際を曲がりくねりながら伸びる細道は、崖側には様々な植物が生い茂り枝葉を頭上に伸ばしている。崖の反対側は住宅と駐車場と大学の運動場が並んでいるが、その雑然さはハンパではなく、猫屋敷ありゴミ屋敷らしい建物あり、駐車場のフェンスには所々穴が開いて通路となっていたり、かというと、鎌倉街道と書いた立派な石柱が道の端にあり、歩いていて飽きることがない。下田の方に行くと、慶應のラグビー場、ホッケー場、野球場がならび、どこでも部員が練習を続けている。金網越しに眺めながらそこからは緑道を離れ、下田の丘の斜面に立ち並ぶ住宅の間の細道を歩いたが、このあたり平地といえる場所がなく、高齢化社会には辛い場所だと思う。そのためかどうかわからないが、売り物件、空き家が数カ所あった。
2013年3月31日日曜日
2013年3月12日火曜日
気にくわないんですかと言われても・・・
インフルエンザ流行も収束した今日この頃、残った花粉症と感染性胃腸炎の山を見終わってやれやれ、と言う時に電話がかかってきた。某大企業の地域情報サイトの何とかの何とかさんとお名乗りになった。ずっと昔に、某通信大企業の名前を冠に関連の会社の社員らしい人が訪ねてきて、電話回線の乗り換えだかなんだかを勧められた時を思い出した。小一時間の説明を受けてもよくわからず、契約書に名前は書いたけれど、押印しないよ、と言ったら、あからさまにがっかりした顔をしてお帰りになった。その人は、がっかりしただけで何も言わなかったけれど、心の中は煮えくりかえっていたのだと思う。大事な時間を無駄遣いさせやがってと。でも、それはこっちのセリフだ。仕事が終わって疲れている時にアポなしで来院して訳のわからないものを押しつけて買わせる行為は、売りつけられようとするこちらにとってはいい迷惑以外の何物でもない。結局は大会社本体とは組織的に関係のない小企業の方々の苦労は察するが、それにつきあわされてはたまらない。電話を受けた途端に、この過去の記憶がよみがえった。ちょっと意地悪く、大企業本社の方ですかと尋ねたら、違います、何とかですと割と素直におっしゃったので少しお付き合いすることにした。結局、大企業作成のその地域情報サイトに載っている医院の基本情報だけでなく、それ以外の情報を有料で追加しませんか、ということらしい。おまけに、来週の水曜か木曜の夕方会いませんかと、時刻までご指定である。幸い、当院の知名度は地域では少しずつではあるがアップしていそうなので、ウチは基本情報だけで結構です、と申し上げたら次のセリフが「気にくわないんですか?」。これにはびっくりした。例えはヘンかもしれないが、食べ物だって、好きなもの、嫌いなものに加えて、それほど好きでも嫌いでもない、いわばどちらとしても良いもの、があるじゃないか。地域情報サイトなんて星の数ほどある。もちろん立派な企業の作ったサイトだからサイトとしての完成度成長性はしっかりあるのだと思う。でもこちらがほしくないのだから、食べ物でいえば好きでも嫌いでもないもの、たとえば僕にとっては塩昆布みたいなものだ。ということで、気にくわないわけじゃなくて要らないんです、と申し上げたが、納得していただけない。とにかく、このままで良いですよ、とお話しして電話を切った。自分の会社をよっぽど愛しているんだろうが、もうちょっと相手のことを考えてよ。
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