久し振りに日吉の協生館を訪れた。前回はなんと天皇皇后両陛下がおいでになり、お話を賜った数年前のことで、その日は今日以上に寒くしかも小雨交じりで、競技場全体に作られた仮設席に座ったはいいが寒くて寒くて、配られたホカロンと膝掛けと合羽で寒さをしのぎながら暖かいお言葉を聴いたことを懐かしく思い出した。今日の日吉は新年度の入学式の準備の張り紙・立て看があちこちに準備されているが、人はまばらである。協生館で開いているのもローソン、タリーズそしてHUBイングリッシュバーくらいであったので、当然のことながらバーでfish and chipsを肴に生ビールをドリンクした。地下の競泳プールと陸上競技場では部員がしっかり練習していた。それを横目に、東横線日吉駅に向かって信号を渡る。駅を抜け、1-2週間後には新入生コンパで商店街の飲み屋なんかは大繁盛だろうと思いながら、大昔あったウインザーやスイス、タンポポなんかを思い出しつつ、今日は浜銀通りを降りることにした。ほぼ下りきったところの未舗装の細い道を左折する。松の川緑道である。バス通りの手前約100メートルを、それとほぼ並行して、崖際を曲がりくねりながら伸びる細道は、崖側には様々な植物が生い茂り枝葉を頭上に伸ばしている。崖の反対側は住宅と駐車場と大学の運動場が並んでいるが、その雑然さはハンパではなく、猫屋敷ありゴミ屋敷らしい建物あり、駐車場のフェンスには所々穴が開いて通路となっていたり、かというと、鎌倉街道と書いた立派な石柱が道の端にあり、歩いていて飽きることがない。下田の方に行くと、慶應のラグビー場、ホッケー場、野球場がならび、どこでも部員が練習を続けている。金網越しに眺めながらそこからは緑道を離れ、下田の丘の斜面に立ち並ぶ住宅の間の細道を歩いたが、このあたり平地といえる場所がなく、高齢化社会には辛い場所だと思う。そのためかどうかわからないが、売り物件、空き家が数カ所あった。
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