よもや行くことはないと思っていたけれど、鎌倉の寺社巡り【その1】を決行した。理由のひとつは、毎月不自由な足を引きずりながら2時間かけて診療を受けに来てくれるおばあちゃん患者さんから昨今の鎌倉の状況を聞く機会があって興味をひかれたこと、そして、術後のリハビリにちょうど良い歩行距離ではないかと思えたこと、また、もし外国の友人が来たら、安心して案内できる首都近郊観光地に思えたからだ。
昼前にJR渋谷駅から湘南新宿ライン逗子行きに乗車したが、約1時間の乗車時間は結構遠かった。一つ手前の北鎌倉駅下車、目の前に円覚寺をはじめとする数多くの寺院が集まっている地域だ。駅周囲の家々の静かな佇まいとは裏腹に駅はかなりの数の観光客で混雑している。幸い道しるべがしっかりしているので人の流れはスムーズだが、車道脇の歩道が狭くてすれ違いもようやくなので、ゆっくり歩きのグループが前にいたら追い越しに苦労する。とりあえず駅向かい側の東慶寺を参拝。庭の美しさに驚嘆。次いで円覚寺の広い境内を歩き回り、鎌倉の寺院はそれぞれが一つの谷を所有しているように見えることを実感した。円覚寺を出て線路際を南下して名月院に至る。昨年までのニュースを思い出し、混雑がすごいだろうと思っていたら案外スムースに庭に入ることができた。朝まで残った雨の影響で空いているのかな。紫陽花は満開で、これは素晴らしい。参道近くにお住まいの方々は良い環境でうらやましいが、シーズンは車での外出もままならないだろう。次は大渋滞のクルマの列を横目に見ながら鎌倉街道を南下して建長寺に到着した。仏殿前のビャクシンの大きさに驚く。樹齢700年とのこと。ここも境内を一回りして、次の鶴岡八幡宮をめざした。道際の地図によると、このあたりの寺院の尾根を縦走するようなハイキングコースがあるので、次回はそこを目的としよう。
鶴岡八幡宮では中央の舞殿で結婚式の真っ最中だった。形式は本格的だが360度開放感100%なのでとても明るい雰囲気がグッド。
数時間の歩きを終えて小町通りにはいり、鎌倉ビールを飲み歩きしつつ鎌倉駅に到着し、出発間際の電車に滑り込んで帰路についた
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