2013年1月28日月曜日

圧倒的な存在感

高村薫氏にニュースキャスターのF氏がインタビューをしていた。その小説の緻密さ重厚さでは圧倒的な高村氏と、頭の回転はかなり良さそうなF氏との会話と言うことで、アルコールも控えめにして頭をクールにして聞き入った。現状の把握が、ご自分自身も含めて困難になってきているのが現在ではないか、と言う風に僕には聞こえたが、もしそうだとしたら、それは、過去の総括がなされない、できない状態が続いていることを意味するのではないか。徹底的に調査をし、執筆に際しては推敲に推敲を重ねてあの素晴らしい小説群を作り出してきた高村氏にして、そのように考えているのであれば、僕を含めて多くの人にとってわからないことが多すぎるのも無理はない。ここで視線をF氏に移すと、このお人は、数十秒単位で話を切り替えることを生業にしてきたようなもので、時間が来れば把握も総括もなく、悲劇の次は喜劇でも天気予報でも同じように振ることで仕事をしている。圧倒的な存在感の高村氏に比べて、その存在感の希薄さが目立つばかりだった。そういえば、スタジオでF氏の問いかけに答えるコメンテーターの方々も、「そうですね」「そうですよね」でセリフを始めてやはり数十秒で切り上げるテクニックを身につけてしまっており、同類なのだと納得する。もちろん僕もその影響から逃げ延びているはずもない。でも、このあたりで自分と周囲を見直し、多少なりともまとめを作って次のステップに進むことが必要なのかと思う。

2013年1月24日木曜日

首長選白熱

元自民党推薦の現区長と、現自民党推薦の元副区長との対決の図式になった首長選が白熱しているみたいである。細かいところはよくわからないが、3期を勤めて実績を誇る現区長に、その現区長と議会との間の意志の疎通の欠如を是正するとして元副区長が挑む構図らしい。先の衆議院選の結果を受けて、挑むと言うよりは優勢をそのまま持続させていきたい側と、実績を武器に4期を勤める意志を固める側との対立というべきか。推薦政党との繋がりが破綻した原因を知らないが、深い何かがあるんだろう。結果、区長の提出する予算の批准もままならないという現状は行政にとっては困ったことであるが、かといって、議会との繋がりの良い首長というのは、結局議会与党の言いなりになる可能性が高い。選挙公約は両サイドあまり違いがないように思えるものの、そもそもどちらの主張も抽象的でよくわからない。こういう場合にどちらを支持するかの結論は安易に出すべきではないし、ましてや、メンバーのコンセンサスを得ないで決めるのはアブナイ、と思う。

2013年1月3日木曜日

SNS

年末に至る最近の数か月間、スマホで見るFBはスポンサーの投稿がやたら多くてつまらなかった。PCで見るFBと違ってスマホの場合は画面の制約が厳しいから、広告を入れるとなると画面全体が一つの広告投稿になるのは仕方がないとは思う。スマホでFBを楽しむ人が増えた場合のFB会社の広告収入がどうなるかという議論だか心配だかがあったように記憶しているが、年末までの状況は、スポンサーサイドの投稿を多くするとスクロールの手間が多くなって困ったことになったというのが第一印象である。受けを限定すれば良いとは言っても、たまには見たくなるスポンサー投稿もあるので悩ましい。収入といえば、LINEの場合は本当にスタンプ販売の収入でやっていけるのだろうか?どちらもそれなりに便利なツールなので、何とか長生きしてほしいけれど、どうなるか。