2013年2月6日水曜日

ダイ・ハード

テレビでダイ・ハードを見ている。25年前の作品。最初にみたのはゴールドコーストのシェラトンミラージュのスイートでのテレビだった。内容も日本がバブルに浮かれていた頃のものなら、見たこちらもバブルで浮かれた旅行先である。今見ても佳作だと思うが、日本資本の所有するビルに鎧あり畳あり、金庫には6億ドルの米債券ありで、このあたりは今見ると結構恥ずかしい。一方、これからの日本の人口・人口構成、諸国の状況を見れば、あの時代は未来永劫二度と訪れない可能性が高いわけで、そのことに関してはすごく悲しい。結局あの浮かれ騒ぎにアタマに来た大国が金融工学と称して基軸通貨を操り、少し背伸びをしすぎた日本の政治家の首をすげ替えて、押さえ込んだわけで、更にそうこうするうちに別の大国が図に乗ってきたのが現状だろう。図に乗ってきた大国の挙動にかつての我が国の行動が時々重なってみえるのは致し方ないとしても、それではこの大国の間で我が国はどうするか、と言う問いの正答がいまだ出されていないところが問題だと思う。3年余の期間での政権の移動は、一般人の目からは政治家も少し利口になったようにみえるのだけれど。

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