2015年10月31日土曜日

10周年毎の見栄のはりかた

10年毎の記念式典をする必要があるのか、なぜするのかという議論は幸いなことに闘病中に済んでいて(多分)、準備委員会に出席したのは年明けしばらくしてからだったから、あんまり大きな事は言えないけれど、会議の進み方のゆっくりさ加減に最初は驚いた。そこら辺のスピードは実は委員長から事務方への指示で決まることが多く、この規模の委員会であればそれ自体はスムーズに行くことが多い。だから、中間期の事務方の奮闘は大変なものだったと思う。委員会そのものでの議論内容は毎回じつにかわいいものだった。でも、暑い夏が終わり秋風が吹く頃になってさすがに議論内容も少しマジメになり、ホテルマンの参画を得た時期から式典の具体化が一気に進んだように思う。さすがである。50年記念式典には出席していない(この地で仕事初めて6ヶ月の時点だった)ので、何をどうするのか皆目わからない状況で参加させていただいたが、いろいろな意味で良い経験だった。
自分自身、開会の挨拶では一所懸命覚えたセリフを少しかんでしまったし、会長の原稿を読む手は震えていたし、その前の記念講演は内容は良かったけれどスライドは完全に上から目線で読みづらかった、などなどいろいろある。でも、進行役の司会の滑らかさ(8時50分に地下鉄日比谷駅改札口に着いたのでビックリ)、来賓の方々の祝辞の簡潔さと料理の質と手際の良さは素晴らしかった。そして、永年功労者の方々が名前を呼ばれて立ち上がった時のあの笑顔、スピーチの楽しさを見て聴いて、やっぱりやって良かったね、という気がした。容れ物としてのホテルの素晴らしさも一役買っていたのは当然だ。

見栄張ってるねと言われても構わない。

ファミレスかマックで感謝状を渡されてもこうはいかないだろう。しかし、今回は結構な費用負担を会員にお願いしたわけで、これに関する議論は今後、10年後のためにしておく必要はあると思う。某地区医師会長から訊かれた。「おたく公益法人でしょ?お金どうしたの?」

2015年10月24日土曜日

こんなのはオリンピックに出て欲しくない


女子ハンドボールアジア予選を観戦した。これで1位になればリオ行が決定するそうだ。ハンドボールは高校時代に体育の授業で数回したことがあるだけで、あとは縁遠かった。家内の仕事がたまたま名古屋でのその試合の時になったので、あとから遅れて合流した。こちらは2500円払って観客席、家内はVIP席とか選手出退場口とかをジャケット姿で歩き回っている。観たのは対ウズベキスタン戦である。ホームのニッポンの方が絶対有利だし強いと思って気楽に構えて観戦した。バチバチのうるさい音に耐えつつ応援したが、最初のうちほど有利に展開していたけれど途中から雲行きが怪しい。同点、逆転、再逆転のハラハラし通しで時間が経過した。最初は動きが俊敏だったけれど、途中からキレが悪くなり、そうなるとフィジカルに勝る相手に感嘆にブロックされることが多くなる。あと3分の終了間際同点で攻撃中に恐ろしいことが起きた。センターから横にパスしたら、受け手がボールを見ていなくてボールは腕をかすめて場外に転がった。相手の得点に絡まなかったのはほんとにラッキーだったと思う。その直後僅差で勝ったから良いようなもの、あれで負けていたら戦犯になったのは確実だ。こんなのはオリンピックに出て欲しくない。

2015年10月20日火曜日

医療連携の会(S病院)

S病院の医療連携の会はいつものことながらにぎやかだった。組織の理事長が出席する場合にはことさら力が入っているように思われる。外科統括部長の鏡視下腹部手術の話は消化器病医以外の医者には結構面白いレベルだったし、なによりも話し方の素人っぽさが、司会の副院長先生の立ち居振る舞いと一緒になって場を和やかに保っていた。
懇親会でも院長をはじめとして形式ばらない気楽な雰囲気のスピーチが続き、結果として後半の病院スタッフのスピーチのころにはしっかり聴く人はごくわずかということになったけれど、それはそれでいいのだと思う。会場の人込みの中に懐かしい顔を見つけたので急接近。同期の慶大元教授は、こちらの病気のうわさを当然知っていて、こちらから話しかけなかったら言葉がでなかったみたいだ。退職後の新しい職場はコープオリンピア裏あたりにできた九州資本によるリハビリ病院で、スタッフをたくさん引き連れてのご出席はなんなのよと聞いたらS病院からの患者紹介がそれなりにあるとのこと。S病院院長、医師会長などなど紹介しつつ久しぶりの邂逅を楽しんだ。
会のお開きの後はおなじみの仲間とバーのテラス席でのおしゃべり。いつもの面子、いつもの話題であるけれど、それなりの安心感に包まれた小世界だった。

2015年10月3日土曜日

B(-)級グルメ?

明日早暁から伊勢原で仕事する家内を見送りがてらシモキタで食事した。地名と肉でググってヒットした店の入り口は本格派のB級グルメかもと期待をもたせるデコレーション。新宿と高田馬場の同じような店が系列店とくれば期待感はますます高まって店に入った。内装もあたかも焼け跡になったビルを思わせおどろおどろしい。メニューを見ていろいろあるビールがちょっと高めだと思ったが、とりあえずベルギービールとメキシコビールをオーダーし、飲みながら料理をえらぶことにした。全体的にはジビエ料理とホルモンを一緒にしたようなもので、パテ数種類、ホルモンのアヒージョ、パクチーサラダ、カモ肉のパイ包みを選んだが、どれもボリューム感に乏しく、味もいまいちだった。