S病院の医療連携の会はいつものことながらにぎやかだった。組織の理事長が出席する場合にはことさら力が入っているように思われる。外科統括部長の鏡視下腹部手術の話は消化器病医以外の医者には結構面白いレベルだったし、なによりも話し方の素人っぽさが、司会の副院長先生の立ち居振る舞いと一緒になって場を和やかに保っていた。
懇親会でも院長をはじめとして形式ばらない気楽な雰囲気のスピーチが続き、結果として後半の病院スタッフのスピーチのころにはしっかり聴く人はごくわずかということになったけれど、それはそれでいいのだと思う。会場の人込みの中に懐かしい顔を見つけたので急接近。同期の慶大元教授は、こちらの病気のうわさを当然知っていて、こちらから話しかけなかったら言葉がでなかったみたいだ。退職後の新しい職場はコープオリンピア裏あたりにできた九州資本によるリハビリ病院で、スタッフをたくさん引き連れてのご出席はなんなのよと聞いたらS病院からの患者紹介がそれなりにあるとのこと。S病院院長、医師会長などなど紹介しつつ久しぶりの邂逅を楽しんだ。
会のお開きの後はおなじみの仲間とバーのテラス席でのおしゃべり。いつもの面子、いつもの話題であるけれど、それなりの安心感に包まれた小世界だった。
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