教祖風マスターに、前回のメニューがボリュームオーバー気味だったことを伝えたためか、気持ち控えめな肉の出され方だったように思う。タン、黒豚、サシ一杯和牛、いわくある(教祖の説明)野菜、すべて美味しかった。口上が20年前とほとんど変わらないことに気づいたが、愛嬌だろう。二人だけの話題は近々の結腸膀胱瘻の手術と術者の手の震えだったが、術者が親しい先輩であるので、一所懸命安心する方向性に苦労した。
ビールから始まったアルコールは国産白ワインの次は赤ワインであったが、肉だから赤ワインというのがいまいちだった。追い打ちだったのは、2次会で向かったアンコール/ワットのタイウイスキーで、成分を見たらうるち米とカラメルと書いてあり、その味はまさに正直で、今朝の悪酔いがその時点で確定した。
夜は、かねてから予定していた北京ダックをいただきにお仕事終了後銀座に向かう。冷菜盛り合わせのあとはナマコと葱の煮込みをオーダーした。極太のナマコに極太の葱がとてもおいしい。次は北京ダック、二人で1/2を厨房から運んできた料理人のなんとかさんが手際よくカットしてくれた。ここのダック料理は皮だけでなく肉もしっかりついているのが大好きで、切り分けられた材料を半年前に日本に来たという若い女の子が包んで皿に盛って渡してくれる。フロアの日本人スタッフのスキルは全くいただけないが、この二人のしぐさは仕事が単純なせいもあるのだろうけれどすがすがしい。北京ダックを完食してそのあと空芯菜の炒めを食してご馳走様でした。
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