休日応急診療所の新規個別指導に行ってきた。呼び出し通知が来てから約3週間。金曜日の午後を休むためにパートのドクターに無理を言って臨時で外来をお願いし、抽出するカルテの患者氏名が4日前に通知されてから診療所に受付さんと医師会事務長さんとともに集まって、不備と思われる点をチェックし、当日資料をかかえて新宿十二荘通りまで電車を乗り継ぎ向かった。元会長も管理者として指定されていたので現地集合。広い会場では10組ぐらいの指導する側と指導される側、それに厚生局職員がかたまってご指導の最中だった。定刻より15分遅れで呼び出しがあり、着席すると、指導する側はなんと某医師会の担当理事で元会長とは顔見知りである。巡回していた都医の理事も傍に来て、なんとなく和やかな雰囲気が漂い始めた。両サイドとも保険医歴30年以上と思われ、向こうにとっても新米開業医をただすのとは違って多少やりづらいご様子だ。もとより休日応急診療の内容は急患、検査なし、過剰投与なしであるから、指導する側にしてもあまり言うことはなく、指導される側にしても毎度おなじみの点だけの指摘を受けて説明して終わってしまうのがほとんどであった。予定より20分早く終了。カルテはよく記載されているほうですよとの、たぶんお褒めの言葉もいただいた。見渡すと、かなり追及されてヒートアップしている若い先生もいる。
しかし、指導する側が医師で事務方が厚生局員であったから良いが、ここに連合会、基金側の立場の人間が入り込んだらどうなるかを考えたらちょっと寒くなった。
0 件のコメント:
コメントを投稿