土日を挟んだ金曜日と月曜日、同じメーカーの講演会に出席した。場所は同じパレスホテルだ。さすがに販促対象の薬剤は別々で、金曜日はC型肝炎治療の内服薬、月曜日は不眠症治療薬だった。肝炎治療の内服薬は、経口2剤のIFNフリーが主役になりつつあるこの時代になぜかpeg-ribに併用する三者併用の最終版である。講演者は三者併用の集大成とかなんとかおっしゃっていたが、何のことはない周回遅れのランナーで、類似薬を開発していた他のメーカーは発売を中止したと聞く。成績も似たり寄ったりだからますます売れなさそうだ。担当のMRのこれからの苦労が思いやられる。一方の不眠症治療薬は全く新しいコンセプト・作用機序の薬剤だから、これは使えそうである。肝炎治療薬は50-60名の出席か、落ち着いてビュフェ食べたが、月曜の講演会の出席者はその数倍で、乾杯の遙か前から寿司とローストビーフに列を作って待っているその姿は、気持ちはわからないでもないがちょっと恥ずかしい。
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