2015年3月8日日曜日

法要

23回忌の法要が厳かに執り行われた。由緒ある古寺名刹に集まり本堂で読経焼香、比較的若いご住職の有難いお話を伺う。ある関取に似た顔つきだ。電子カーペットだけの暖房では広い本堂のなかに満ちた冷気を追いやるに力不足ではあったけれど、寺は本来夏涼しく冬寒いものだろうから、当然と思って時が過ぎ去り終わるのを待った。そのあと塔婆を捧げ持ち、墓に向かう。きわめて由緒ある墓で墓石は古色蒼然、墓内の木々も実に手入れが行き届いている。ほとんど盆栽に近い形態である。
終了後は車で移動して愛宕に向かった。融通の利かないナビのためか、用意されたバスよりも先に出ながら後に到着するという有様だったが、ヒルズの1階駐車スペースに車を置き、迎えてくれた昔からの下足番のおじさんに挨拶しながら2階の店に集まった。献杯ののち食事が始まったが、精進料理でこれだけの品数は初めての体験で、なんと、満腹状態であった。

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