2014年4月15日火曜日

外国っぽい写真

シュヴァリエに集まったのは慶大外科名誉教授、東海大外科教授、都内大病院元外科部長と私の4名。店に行く前に地下鉄出口からの通り道にある慶應大学三田キャンパスの東門に立ち寄ってスナップショット1枚。この門はとにかく格好が良い。中等部に通っていた頃は雑草が生えた石段みたいだった気がする。そこから歩いて数分の所にある店の入り口でも、日本字が見えないようにして1枚撮影した。最初に訪れたのはもう15年くらい前だと思う。大正末期に創業とのことで、さすがに店のドアも内装もかなりくたびれている感は否めないが、地下のワインセラーをいじることは永久に無いようにも思われ、それに合わせるとすると当分はこのままで行くんだろう。食事はフランスのどこかの郷土料理とのことで、アミューズ、白・緑アスパラ、スープ、白身魚、フォアグラ、鳩と、オーソドックスなフランス料理が上品に供された。ワインはシャンパンのロゼから始まってアルザスのリースリング、赤はブルゴーニュ。エスキスよりはロォジェに近い調理だと思うけれど、それを小ぶりにして手頃にして、何よりもワインを美味しく飲むための料理だった。一方、食事とワインを美味しくする話題は、この店の地下のワインセラーの温度湿度をワイン向けに適正に保つ地下水が丘の上のイタリア大使館、三井倶楽部から流れている事から始まって、福沢諭吉の亡骸が昭和50年代に発掘された時、墓の下を通る水脈のために白蝋化していたという慶大消化器内科元教授の話に及び、そういえば昔イタリア大使館の年1回のお呼ばれに伺った時、庭に立派な池があることを思い出した。
 



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