2014年4月5日土曜日

井の頭公園の桜とランチ

3月末の日曜日は関東一円雨模様でどこの花見の名所もさんざんだったろう。おまけに風も強く、そのために散るほど咲いていないのがせめてもの救いで次の週に期待が持ち越しになった。そんな雨風の中、公園を渡って吉祥寺に向かう。目的は食料品の買い出しと伊勢屋での昼食である。案の定公園は人出も少なく、池のスワンボートの出動もほぼ0だった。橋に着いたときは物好きな2艘のボートが桟橋に着いたところだったが、以後池に浮かぶのは数羽のカモだけ。かいぼりが終わった井の頭の池は水位もいつも以上に上がり、両岸の3-5分咲きの桜の枝も水面に触れ、静かな佇まいであった。



伊勢屋はそんな天気の中でも繁盛していて辛うじて店内に空席が二つあり、そこに着席し、いつもの焼酎お湯割りをオーダーし、飴色の素性不明のシロップをたらして味を整える。カシラとナンコツをいつものようにオーダーしたが、どちらもタッチの差で売り切れてしまった。残念。二人で6本の串とホルモン焼き一皿を食べながら周りを見渡すと、結構多いのがおひとり様の面々である。老若男女入り混じっているのがすごい。次に多いのが若いカップルで6人座りの安テーブルに詰め込まれて、でも楽しそうに飲み食いしている。この昼食で体も暖まり、再び雨の中に歩き出して帰宅した。


4月の第一土曜日は、陽が燦々、花粉も飛び放題の素晴らしい花見日和だった。先週はさんざんの天気で花見どころではなかったが、今週は大丈夫。ということで、再び井の頭池に向かった。池の周囲を隙間なく埋める桜は満開で水面も狭まり、その水面には全出撃のスワンボートが浮かぶ。橋の上も道も大混雑でスナップを撮るのも一苦労するくらいだ。木立の下はほとんどがブルーシートが敷かれて陣取りされていて、昼時の宴会が始まっている。平均年齢は20-30歳だろうか。コンビニか吉祥寺駅アトレで買ってきたのだろう食事とアルコールで盛り上がっている。


そういう下界の喧騒を横にみて、予約してあったprimi Baciに向かう。かつて小金井のあと酒飲み中高年4名で乱入して狼藉を働いたことはおくびにも出さず、ゴージャス老夫婦として窓際の席に着き、ランチメニューをオーダー。ハウスワインをカラフェで頼んで窓の外に咲き誇る桜を愛でながら、3000円ランチと5000円ランチをシェアしつつ楽しい時間を過ごした。

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