2015年8月13日木曜日

ヴリュツベルグ


今回の旅行を設計中に初めて知った街であるWürzburgの駅に到着し、タクシーでホテルに向かう。なんとワイナリーに囲まれた小高い丘の上に立つ城と言うには小さいがとても立派な洋館がそのホテルだった。玄関では中世の騎士の甲冑がお出迎え、古城ということで3階建てでエレベーターは無く、重いスーツケースをスタッフが運んでくれた。夕方とは言ってもまだ日は高く,早速散歩に出ることにした。ライン河の支流のマイン河を中心に広がった街で、河沿いの平地には市街地が開け、その外側の斜面にワイナリーが広がっている。ホテルの周囲は一面葡萄畑で、畑の境界をトレッキングルートが走り、それに沿って歩いて行くと葡萄畑の手入れをしている人にであったり、地元の学生グループに出会ったりする。帰ってからホテル付属の室内プールで一泳ぎ、付属の庭で日差しを浴びる。幸せなひとときを過ごした後の夕食は,丘の上だから当然のことながら見晴らし抜群のテラスで、地元の野菜のサラダと、夫婦でポークとビーフを別々に頼み、地元の赤ワインでこれまた楽しく味わうことができた。
ついていなかったのは、夜になってもこの地方にしてはとんでもない暑さだったようで、緯度からしておそらく1年のうち364日は冷房はいらないんだろう、一晩中無力な扇風機と持参の扇子で過ごしたことだった。
次の日の朝も快晴で、新鮮な野菜、乳製品、加工肉、自家製パンを腹一杯食べて、なんとお昼のお弁当にとサンドイッチを作り、チェックアウトした。ドレスデン行きの列車の出発まで時間があったので、街の中心のmarket squareを訪れてまた別のブリュワリーのビールを楽しんだ。

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