思い返せば月曜日24日夜に軽度の熱感があった。日中風邪の患者を多く見たので、風邪がうつったかと思ってそのまま寝たのだけれど、翌25日になって39度の発熱あり。浮遊感のなかで診療し、総務ブチョーにその夜の会と週末のコンペを欠席することをメールし、ご承諾をいただいた。5時半診療終了後信濃町の病院救急外来に向かう。最初の診察は若い内科のドクター。発熱と倦怠感が主症状だったけれど、ちょっと寂しいので来院時の用紙には腹部疾患らしく腹痛を加えておいたためか、腹部の診察をしっかりやってくれた。でも、上行性胆管炎の早期診断はとてもむずかしい。そのくせスピーディに進行し重症化するのでmedical emerjencyにカテゴライズされているんだ。結局「何だと思います?」と尋ねられて、「胆管炎ですよ」と答える羽目になった。しばらくして外科救急担当医のチームが登場。肝胆膵チームの主治医とも連絡がとれたみたいで、診察の後、一般採血、血培、胸部腹部レントゲン、エコー、造影CTと一気に検査が進み、ラインを入れてメロペン流して病棟に上がったのが10時過ぎだった。病室では主治医も登場してくれて、まだ早期の胆管炎とのご託宣いただいた。
幸い抗生物質が著効して、翌水曜日朝には少し解熱、夕方には微熱程度になり、すべての症状が消失した。木曜日の夜から食事がスタートし、金曜日にめでたく退院することができた。この間にMRCPも施行してもらえ、術後1年間近の諸検査が一通り終了して結果もよくほっとした。
しかし、今後もこういう突然の余計な合併症がおきると結構めんどくさい。当分の間現行のリハビリ勤務でいくしかないみたいだ。人件費がかかるけれど仕方が無い。
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