AIJ投資顧問がなくしてしまった年金資金の2000億円と言う額は大きすぎて感覚的にとらえにくいが、何年間にわたっての消費なんかで使えるものでもないだろうから、2チャンネルで言われているように、このご時世なら大損する確率の高いデリバティブあたりに金を注ぎ込んで無くしてしまったのだろう。そうだとすると、出た損を取り戻そうとどんどん深みにはまっていく完全ど素人の行動パターンということになるが、それを隠したり、資金をタックスヘブンに流したりなどという操作は冷静な悪人ふうの行動でもあり、どういう経過でこのような狂ったことをしたのかを知りたいものだ。もしかしたら、陰で大笑いしている誰かが別にいるのかもしれない。それにしても、この投資顧問に資金運用を任せていた年金基金とその受給者にはこれから辛く厳しい日々が続くことがほぼ確実なわけで、これは、投資顧問がどんな裁きを受けたとしても避けることができないだろう。3階建ての年金システムのうち、1階と2階部分はすでに将来どうなるかわからない状況にあり、今度の事件では3階部分である企業年金もまた当然ながらリスクを考えなければいけないことがこんな形で周知されることになるとは、怖い世の中である。
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