東京都におけるインフルエンザの
定点あたり患者報告数がついに2009年と2011年の報告数に並んだ。この2週間ほどの来院インフルエンザ患者数の増加傾向からみて、やはりそうか、という印象である。最初のうちは、高熱、全身の痛み、若干の呼吸器症状という典型的な病状が多かったが、最近は微熱、鼻水だけ、ワクチン接種済み、など、なんでもありの状況になってきた。小学校で流行り、それが家での家族内感染に移り、感染した親が会社に持って行って社内で広がってきた段階なのだと思う。当所は大人しか来ないので来院者から話を聞くと、少し前は家で子供がうつされてきて親が発病するパターンが多かったが、最近はほとんど社内での感染である。当所では圧倒的にA型が多いが、新宿ではB型も稀ではないらしい。混雑した通勤電車内で後ろで突然咳をされると、思わずフリーズしてしまう今日この頃だ。一方、感染拡大のニュースを聞き、あるいは周囲での患者発生を見て、ワクチン接種を希望する方も増えている。当所でも年初の第1週でいったん終了したが、あまりにリクエストが多いので、再開せざるを得なかった。イナビル処方とワクチン接種が同時進行する事態になっている。
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