130年の歴史を誇るニッポンで一番有名な個人の眼科病院に、新しい院長が誕生したということでお招き頂いた大パーティは参加者数百人の盛会だった。井上理事長が院長を兼任して、いよいよ本格的な現体制が始まるということであろうが、益々の発展を祈念してやまない。明治の初めから病院を造り、経営して発展させて現在に至っているということは、親から子への事業の申し送りというか伝承というか、世代をつなぐ意志が脈々と続くことが必要なわけで、それを実現させてきた一族の方々すべての思考と努力はすごいものだと思う。そういう空気が家庭内に充ち満ちていればこそのことかも知れないが、一族の方向性について共通の目的意識を持ち続けている、そのことにかなり感動する。振り返って我が家のご先祖をみると、江戸時代から御殿医あるいは町医者を細々と続けてきたらしいけれど、進む方向の一貫性についてはなんとなくあやふやな感が否めない。一貫性の無いことを方向性として一貫して持つという選択肢ももちろんあるけれども、その場合、個人の満足感は満たされるかも知れないが、一族の一員として見た場合の達成感は減りそうだ。
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