6,7年前にお招きを受けて当院開業時のもくろみやいきさつについてPPTを使って1時間もお話しさせて頂いて以来ひさしぶりの参加だった。この間少しずつではあるが着実に進化し、業績も上向き調子なので、開業先輩の諸氏と楽しく語らうことが出来た。残念なのは、数年前に第6内科のM教授が逝去しその温和なお顔を見ることが出来なかったことである。講演の内容はきわめて質が高く、まれな症例の報告と、慢性肝炎の治療についての最新の知見を網羅した発表であったが、後者はあくまで第3者としての偏らない講演であったために、研究当事者の発表に見られがちな独善的な味付けが全くなく、現在・過去・近未来にわたっての現実と希望が明らかにされた名講演だったと思う。
講演後の会では、今回の診療報酬改定にあたり、処方すべてを一般名にしたという話がでたが、その処方箋を受けた薬剤師は大変だ。薬探しと窓口での説明で参っちゃうのではないかな。それにしても、レセコンがまだ完全には対応できず、一般名入力ができない薬剤があるという話は、あちこちで聞く。昔あった診療5分間ルールではないが、小手先の技が多いのは厚労省の体質か。
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