新任の某病院副院長をはじめとする数名と会食。病院にしてみれば、患者増の手段の一つとして、病診連携を積極的に進めたいところであることはすごく理解できる。僕が院長していたときも、どうやって紹介頂く患者数を増やすかに腐心した。ご挨拶、病院便り、医師会会合への出席などでの近隣診療所での知名度アップ、受診報告、結果報告のスピードアップ、公開講座や医師相手の講演会での病院紹介などなど、自分なりに苦労したつもりではあった。それらが結実したのかどうか、結局よくわからなかったけれど、仕事場が変わったら一時病院の業績が落ちたらしいから、少しは効いていたのだろう。立場が変わり、もっぱら患者を紹介する側になって考えると、しかも、患者を受けたがっている医療機関が周囲にこれだけ沢山あると、紹介先を決めるのは、まず受け入れ窓口が懇切丁寧であること、そして優れた医師がいること、だと思う。副院長もいろいろ考えていたようで、大学関係者の都内リストを作って持ってきていたが、愛校心に訴えるこの作戦、確かに都内ではあまり積極的に進めていなかったことは確かで、うまくいくかも知れないが、いままでろくに連絡も来なかったくせに、と言われるリスクもありそうだ。ところで、酒の種類は多くて楽しい吟ばん、料理もまあまあだけど、固い板の間に薄い座布団の席は、高齢者には腰に悪い。
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