2013年11月8日金曜日

六本木のぶた

 約3年ぶりの中等部仲良し組の会合は六本木のぶた料理店。ビル2階にしつらえられたレトロ感満点の個室は、個室らしくない遮音効果ゼロの造りではあったけれど、聴力が多少落ちている4人組は気にせず大声で喋りまくり、後半になっての出ていけ催促の頻繁なお茶注ぎにようやく重い腰を上げる始末だった。
しばらく会わないこの2-3年の間に、東証一部上場企業執行役員と、大商社子会社副社長はリタイアして悠々自適の生活を送っていた。年に2回の海外旅行、庭での野菜栽培、黒靴は1足を残して全部捨てたとか、スーツはおろかネクタイも最近はしたことがないよ、とか、それは羨ましい、とも言い切れない暮らしは、そのまま今後の平均余命数十年にわたって続くのか。もう一人の都内超有名国立大学特任教授は、あと1年で非常勤になるとのことだが、海外との交流も多いようで、まだまだ当分の間社会との断絶はなさそうだ。一方こちらは病気にでもならない限り10年以上先までのお盆休みと年末年始の休みがすでに確定しているわけで、約50年前に三田の校舎でともに過ごした日々と現在の生き方の違いを見比べると、人生って面白いという歌謡曲みたいな感想が頭に浮かんでくる。
ぶたづくしの前菜がでて、メインはもちろんとんシャブだった。個人的には先週の土曜日から始まった肉食ツアーも1kgの体重増加と、時々の逆流症状をもたらして終了した。


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