2013年11月14日木曜日

バラ色の未来は本当か?

ペグインターフェロンとリバビリンの併用治療と同程度の副作用で、テラプレ併用3者治療と同等の治療効果が得られるとする新薬の講演会(何故か懇話会)を拝聴した。いままでテラプレの副作用に恐れをなして三者併用を逡巡していた患者、医師は多かったし、私もその一人であるから、発表通りのクスリであるなら本当に素晴らしいことだと思う。しかも治療期間が標準24週間とは更に有り難い。インターフェロン治療が始まって20年余の期間における遅々とした治療方法の変化の後での登場はC型肝炎患者にとってまさに福音である。しかし、この間に多くの患者が肝癌と肝硬変で死亡した。患者の平均年齢もそのまま高齢化している。この方々にとっての残された時間は余り多くない。次に控えるDAA治療とともに、耐性出現を押さえる治療方針の広報と、助成の継続が必要だ。

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