一昨日の神楽坂翔山亭の焼肉懐石もそれなりに美味しかったが、昨夜の1864は比較しては失礼なほどの格の違いというか質の違いというかだった。すし善の隣のドアを開けるとコックさんがお出迎え。6人のテーブル席と、その奥に7人が座れるカウンターがある。カウンターの壁にはビュフェのリト。
会はドンペリでの乾杯から始まり、和の皿が続く。ユリネのスープの底には生うにが隠れ、浮かぶジュレも良いお味だ。河豚、コンソメなどの皿は一箸一啜りで食べ切れてしまうくらいのボリュームで、出始めは物足りない気もしたが、シャブリが空くころに出されたトリュフで覆われたグリーンサラダを食べ終わる頃には、胃袋は肉のスペースとシャトーオーブリオンの空き地を残して満たされつつあった。松阪牛と熟成但馬牛のそれぞれフィレとサーロインから選べと言われても、どれも美味しそうだったので、全部を合計150gにまとめてもらった。乾燥醤油あるいは山葵で食べる遠赤外線調理肉は肉汁がたっぷりで、熟成肉のほうが味にコクがある印象だけれど、どちらもとてもおいしい。楽しんでいる最中に社長がご来室して、1945年のブルゴーニュ?をご開栓。さすがに味はそれなりの齢を重ねており、いまいちだったが、最後の和菓子とお茶の味を引き立てたと考えれば良いか。おみやのステーキサンドを食べているが、柔らかいままであるのにびっくりしている。
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