病院の管理職にいた頃は徒党を組んで初詣に歩いて参った明治神宮の神楽殿。厳寒の季節だったので内部の床暖が妙にありがたかった。今日は孫のお宮参りとお食い初めで明治神宮から明治記念館へのツアーを計画した。奥方達は春の着物を身にまとい、父親たちは変わり映えのしないスーツ姿で原宿駅から砂利を敷き詰めた参道を神楽殿に向かう。途中、奉納された日本酒の酒樽と、反対側にフランスワインの樽を見つつ歩くこと約10分、御社殿を正面にみて右折する。お日柄がよろしいのか結婚式のグループも多く、外国人旅行者も混じってカメラとケータイカメラの放列である。神楽殿でのこの種の参拝は予約がきかないとのことで、その場で申し込んだが、初詣よりははるかに空いていてすぐに中に入ることができた。礼拝、神楽の奉納など、こちらにはよくわからないけれど有難い時間が過ぎ、外に出た。タクシーを神楽殿脇に呼んで乗り込み、次は明治記念館に向う。
信濃町関連の研究会、季節例会ではおなじみの記念館だけれど、レストランの個室に集まったのは初めてだ。一階から階段で下に降りたはずだけれど窓際には明るい陽がさしこみ、本当に良いお日柄だった。食事に先立つ記念写真撮影でのカメラマンの乳児目線の神業的なレンズへの合わせ方に感嘆し、庭でのプチ撮影会ののち、こちらは生ビール、母親はノンアルコールビールで乾杯。年長者から口元へ一箸づつ料理を寄せる儀式も無事に終了した。
次は5月の節句だと、じいじばあばは張り切っているがヤングパパママは冷静そのもので、JR信濃町で解散したのだった。
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