毎年毎年メニューが盛りだくさん過ぎるとして一部から不評を買っている新年会が始まった。総勢30人余、うち医師が5名、その他いろいろな職業人が集まり、多くの場合は1年間の無沙汰を詫び、新しい年の幸せを祈りあう。気心が知れていると言う程の仲ではないが、比較的心地よく過ごせる人々の近くに席が決まっていた。社長の新年の辞と長老の乾杯に引き続いて宴が始まった。大酒のみはいないグループなのでどちらかと言うと食事に合わせておしゃべりするようになるが、最近のこの店、食事の運ばれ方が今一つの感があり、食事が途切れると会話も疎になるのが困った点だ。幸か不幸かPPPDのために胃排泄能は完璧からほど遠いため、今年の僕にはちょうど良い。とは言え、メニューも後半戦になると味も似かよい腹も空かず、プラケースに入れるおみやの量だけが増えていった。
2015年1月17日土曜日
草津よいと~こ~
週3日の外来を続けてみたが、夕方の疲労感は相変わらずで、とくに午前中に内視鏡を5件こなした日は午後になって腹筋の痛みが増悪した。そんな週の週末は温泉に限るということで、直前に予約した旅館がある草津をめざして在来線特急、草津1号に乗る。途中乗車の赤羽駅エキナカ商店街で、輸入ブドウ果汁使用と書いてある激安ワインと、思わず手が出ると書いてある鳥から揚げをゲット。赤羽駅からの加速も終わらないうちから車内飲み会がスタートした。案の定ワインはほぼブドウジュースで最悪だったが、長野原草津口までの2時間半ののんびり旅は久しぶりのおしゃべり旅であった。特急の到着に合わせて台数を増設した定期バスで温泉まで30分、久し振りの雪道ドライブはあっという間に終わってバスは温泉のバスターミナルに到着した。乗客の多くが大学生~若いビジネスマンみたいなので、スノボーかスキーしに来たのかと思ったけれど、昨今草津でのウインタースポーツは落ち目も良いところとのことで、ほとんどが温泉三昧らしい。予約してあった旅館はまさに湯畑の真ん前の純和風で、総室数はわずか11とのこと。明日明後日は満室だが、今日は三組の予約のみで静かな湯治ができそうだとうれしくなった。チェックイン後第一回目の入浴。古い総檜造りの浴室の浴槽に滑り込む。幸い誰でも入りやすいように適温に冷ましてあり、じっくり暖まることができた。強酸性わずかに硫黄を混じるお湯のためにお肌はすぐにスベスベになるので、女性はきっと大喜びでしょう。傷跡の痛みはもちろん直ちに消え、幸せ感が充ち満ちる。とは言っても長い間湯船にじっとしているのはそれほど得意なわけではないので30分以下の滞在時間で部屋に戻り、一休みして夕食にむかった。立派な造りだが人件費の節約意図がそこここに見えるこの旅館の食事は当然食事処に案内されて始まるが、その部屋だけは湯畑が目の前でよい感じである。食事は質素でなく豪華でなく、不味くなくまあまあの味と、及第点でよいだろう。
二回目の入浴は、その後外の共同浴場に向かった。湯畑に隣接してある白旗の湯は草津に数カ所ある共同浴場の中では多分一番大きいみたいで、源泉温度に近い高温の浴槽と少しだけ冷やした浴槽と二つあり、適温の方にはいくらでも入っていられたが、高温のほうには胸までのレベルで一秒持たなかった。
三回目、四回目はそれぞれ就寝前、起床後と、こんな事一生で何回するだろうという湯治旅行だった。
二回目の入浴は、その後外の共同浴場に向かった。湯畑に隣接してある白旗の湯は草津に数カ所ある共同浴場の中では多分一番大きいみたいで、源泉温度に近い高温の浴槽と少しだけ冷やした浴槽と二つあり、適温の方にはいくらでも入っていられたが、高温のほうには胸までのレベルで一秒持たなかった。
三回目、四回目はそれぞれ就寝前、起床後と、こんな事一生で何回するだろうという湯治旅行だった。
2015年1月10日土曜日
外来の後温泉へ
道路沿いの「かき小屋」風食堂 |
早速部屋着に着替えて浴室に向かう。広い浴槽を独り占め。いつも何となく痛い上腹部の傷跡痛が瞬く間に消えていくのが不思議だ。簡単な夕食の後で二回目の入浴。更に、翌朝、相模湾の素晴らしい日の出を部屋から見た後三回目のお風呂で暖まって、ミニ湯治は終了した。
2015年1月5日月曜日
スーパー銭湯
浴槽内で暖まっている間は無痛状態であることに気づいて以来、銭湯・温泉にハマッている。家の浴槽でももちろん良いのだが、ちょっと飽きたため、熱海、湯河原を皮切りに近くの銭湯、スーパー銭湯を渡り歩く。今夜は京王線駅近くのスーパー銭湯。いかにも温泉風の入り口から中に入るとカウンターの後ろは広い休憩コーナーで、食事とビールが可能な場所だから、夜中は宴会場になるとの噂もある。風呂場は広くてなんと十二種の各種風呂が備えられていて、通常、低温、サウナ、各種ジェット水流は当たり前、ミストサウナ、電気風呂!まである。いろいろ試しながら暖まったり涼んだりで、小一時間があっという間に過ぎていく。術後、公共の風呂に入りたては傷跡を見せるのがかっこわるい気もしたが、慣れてくると逆に堂々と見せちゃったりする。自分自身が傷跡を見慣れてきたというか、思ったより目立たずフラットになって来たからかも知れない。こうなると戦士の名誉の傷跡みたいなもので、小さい傷跡をお持ちの方より偉くなったように思えてくる。「簡単な普通の胃切なら楽で良かったですね」「ラパコレなんておでき潰した程度のもんでしたでしょ」 人間の身体とアタマの適応力ってすごい、とこの時思った。
2015年1月4日日曜日
深大寺詣り
足慣らし、身体慣らしの一環で今日は深大寺詣り。クルマはもちろん使わないで、まずは自宅から吉祥寺駅までの井の頭公園を横断する徒歩15分からスタートだ。日曜日なので人出は多いけれど流石にこの寒さでボートに乗る人はまばらで、池を泳ぐおしどり、かもの数の方が圧倒的に優位である。池畔の茂み周囲に望遠を構えたカメラマンが数名と小さな人混みがあり、聴いてみたらかわせみが一羽枯れ枝で羽を休めているのだった。羽の瑠璃色と腹の部分の茶色のコントラストが美しい。
公園入り口と吉祥寺駅とを結ぶ細い通りは季節の良い日曜日には大混雑だが、今日はさすがに空いていた。伊勢屋公園口店、プリミ・バチ、鳥良、金の猿、G&G等に加えて、インド料理、沖縄料理、ロティの店などが軒を並べるこの通りは、通る度にどれかに入ってみたい誘惑に駆られてしまう。今日はがまんして、丸井前の六番バス乗り場まで直行しバスを待つ。ちょうど良いことに7分待ってバスが来た。杏林大学病院、消防大学校前などを経由して15分乗った終点が深大寺前である。いろいろな見所、詣で所がある深大寺だけれど、境内はそれほど広くはないので、1時間ほど歩き回っていたらほぼ全体を見ていた。今でこそ蕎麦屋と駐車場が幅をきかせているけれど、かつては武蔵野の緑豊かな丘陵と、水の豊かな渓流が組み合わさった静かな寺院だったのだろう。歩き疲れたところで門前通りの茶店で軽く食べて昼食は終了。帰りのバスは大混雑だったが、途中下車して自宅に帰り、夕方は銭湯で無痛状態を堪能して一日が終わった。
公園入り口と吉祥寺駅とを結ぶ細い通りは季節の良い日曜日には大混雑だが、今日はさすがに空いていた。伊勢屋公園口店、プリミ・バチ、鳥良、金の猿、G&G等に加えて、インド料理、沖縄料理、ロティの店などが軒を並べるこの通りは、通る度にどれかに入ってみたい誘惑に駆られてしまう。今日はがまんして、丸井前の六番バス乗り場まで直行しバスを待つ。ちょうど良いことに7分待ってバスが来た。杏林大学病院、消防大学校前などを経由して15分乗った終点が深大寺前である。いろいろな見所、詣で所がある深大寺だけれど、境内はそれほど広くはないので、1時間ほど歩き回っていたらほぼ全体を見ていた。今でこそ蕎麦屋と駐車場が幅をきかせているけれど、かつては武蔵野の緑豊かな丘陵と、水の豊かな渓流が組み合わさった静かな寺院だったのだろう。歩き疲れたところで門前通りの茶店で軽く食べて昼食は終了。帰りのバスは大混雑だったが、途中下車して自宅に帰り、夕方は銭湯で無痛状態を堪能して一日が終わった。
2015年1月3日土曜日
リハビリ三昧
26日にようやく門注カテが抜け、自由の身になった。年末は公園回りの散歩とジムという組み合わせでリハビリ三昧で過ごしたけれど、湯船に浸かっている時だけは完全な無痛状態であることに気付いたため、銭湯で暖まることがプログラムに追加された。銭湯のお湯の清潔度・汚染度なんて考えたこともないけれど、通常の皮膚常在菌を考えると気にすることは無いでしょうというのが主治医と患者の統一見解だ。年が明けて元旦は東京大仏にお参りした後さっそく武蔵境の千代の湯で初風呂を堪能。翌二日は恒例湯河原エルルカンビスでのさわやかフレンチランチの後、パワースポット五所神社でもお参りを重ねた。泊まりは藤田屋でこれも恒例、大浴場でしっかり暖まった。きっと傷口にも良いのだろう。それにしてもこの旅館、山海の幸たっぷり、贅沢な本格季節懐石と銘打つ割りには今年は器に料理を入れ忘れたり、見た目も味も最低の白菜漬物が饗されたりと、ちょっとおかしい。風呂がゆったりしているので何とか許せるが、毎年投宿している人の意見でも劣化傾向にあるというから来年は厳しい眼で見ざるを得ないだろう。
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