浴槽内で暖まっている間は無痛状態であることに気づいて以来、銭湯・温泉にハマッている。家の浴槽でももちろん良いのだが、ちょっと飽きたため、熱海、湯河原を皮切りに近くの銭湯、スーパー銭湯を渡り歩く。今夜は京王線駅近くのスーパー銭湯。いかにも温泉風の入り口から中に入るとカウンターの後ろは広い休憩コーナーで、食事とビールが可能な場所だから、夜中は宴会場になるとの噂もある。風呂場は広くてなんと十二種の各種風呂が備えられていて、通常、低温、サウナ、各種ジェット水流は当たり前、ミストサウナ、電気風呂!まである。いろいろ試しながら暖まったり涼んだりで、小一時間があっという間に過ぎていく。術後、公共の風呂に入りたては傷跡を見せるのがかっこわるい気もしたが、慣れてくると逆に堂々と見せちゃったりする。自分自身が傷跡を見慣れてきたというか、思ったより目立たずフラットになって来たからかも知れない。こうなると戦士の名誉の傷跡みたいなもので、小さい傷跡をお持ちの方より偉くなったように思えてくる。「簡単な普通の胃切なら楽で良かったですね」「ラパコレなんておでき潰した程度のもんでしたでしょ」 人間の身体とアタマの適応力ってすごい、とこの時思った。
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