2012年3月26日月曜日

梅の花

坪庭の梅が例年よりちょっと遅く満開である。冬には直接の日差しがほとんどないために、周りの家々の梅よりいつも1週間くらい遅く咲くのだが、今年は周りも遅くあまり差がなかったみたいだ。昨年は初夏と秋にかなりきつい剪定をしたのが良かったのかもしれない。「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」と母が元気な頃毎年この季節になると言っていたのを思い出す。葉が無いこの時期にみえる画面右下の鳥の巣は昨年夏に作られたものだが結局使われずに今に至っている。草の葉と荷造り用の白い紐で作られた巣は度重なる暴風雨にも壊れず残っている。我が家より丈夫かも。

2012年3月23日金曜日

運営委員会

整備委員会に引き続いて二日後に開かれた運営委員会は、整備・・・の有名飯店・中華・樽だし紹興酒とはがらりと趣を変えて貸し会議室・デリバリ焼き肉定食・缶入り飲料だった。こってり系肉がデリバリにしてはグッド。となりのA理事と一切れをエクスチェンジして味わったところ、こってり・あっさりと言うほどの差は無いことがわかった。話の内容も飲料に一致してまじめで、医師会の入会率などの話題で盛り上がった。これらの会、理事以外の出席をせめて理事出席者数の5割ぐらいに増やせないだろうか。会議終了後、共用しているMBEC(独)を使うために、なんだか難しい研究会に出ている息子のいるホテル会場に行ってキーと駐車券を受け取り、駐車場所の大学に戻って、乗って帰ったけれど、結構眠かった。

2012年3月22日木曜日

幼児が空を飛んだイタリアン

たまたまプチ・リッチになったので、皆を誘って食事会をした。聖橋から歩いて5分のイタリアンは、もし雨の日だったら傘をつぼめないと入れないような、植栽と花とLEDにあふれてはいるが狭い入り口を入った奥にあった。大人7名、幼児1名は合計8名と言うことで、2階の個室をゲットできて一安心。大人はコースを頼み、キッドはキッズプレートをオーダーして飲み会の始まりだ。スプマンテの温度が今ひとつ冷え切っていなかったが、北海道のポテトを上手く使った前菜と早々とでてきたフォカッチャは極上の出来、ボロネーゼがスープスパゲティで上に温泉卵が乗っていてびっくりしたが美味しいもんだと納得して、次は、サーモンに続くウズラ料理に舌鼓を打つ。キッド君にはナポリタンとサラダと、なんと、子牛のステーキ薄切り小切りがでてきて、大正解。大人になって覚えていたら、母親と嫁さんが迷惑しそうだ。キッド君も場の雰囲気に乗ってきて、みんなの手を借りて会場中を飛び回っていた。スプマンテに加えて、さらにイタリアワインを3本消費。しっかり飲んだのは男2名、女2名だったから、帰り道ちょっと気持ち悪かったのは当然かも。

2012年3月19日月曜日

九絵鍋と山の話

4月になったら出来ないからと、楽しく飲んで食べる機会をせっかく作ってくれたのだから参加した吟ばん。山歩きが趣味と言うことで、季節柄冬山の話を伺った。昔、父と一緒にかんじきを履いて歩いた冬の雲龍渓谷を思い出した。谷間の車道に降りてこちらを見つめる猿や、凍結した渓谷の青い氷の美しさを見せてくれた父は、いつまでもどこまでも物言わず歩くのが好きだった。夏の南アルプスや奥日光、秩父は生い茂る緑の中をゆっくり歩く。草いきれと蝉の声。冬の日光、東北は、かんじきだったりスキーだったり。冬の山小屋で、目が覚めたら枕元のコップに入っていた水が凍っていたことを思い出す。
話は戻るけど、九絵鍋はとても美味しくて食べまくってしまったが、それまでのお皿は印象が薄い。座布団があまりきれいで無いことが印象に残ってしまったのが困った点だ。

2012年3月17日土曜日

新宿で洒落た和食を探していたら

新宿で洒落た和食の店が無いかと探していたら、先輩から教えてもらったと言うことで、3人ででかけた菊うら。入り口には本日は予約で満席との札が出ている。カウンターではなくて奥の椅子席に通された。ちょっと新米風のサンペイ君がこの席担当のようで、一所懸命やってくれている。ホタルイカのお通しから始まって、お刺身、天ぷら、煮魚など頼んだが、なかなか美味しい。季節野菜の入った天ぷらは大好物なので感激した。肉も頼もうと思ったらあいにく売り切れとのことで、2階のコースに入っているタンシチューを出してくれた。生ビールと冷酒をほどほどに飲んで、ごちそうさま。ハウス日本酒の石鎚は飲みやすくて物足りない感じもするが、料理の味を引き立てるためなのだったら、正解なんだろう。ごちになりました。

2012年3月14日水曜日

医療連携


新しい病院はどこでも気持ちが良いものだ。座長を務められた副会長もさわやかな口調で医療連携を推奨しているし、なんと言っても医療連携担当のF先生が、とにかく一所懸命なのがすがすがしい。頭が下がります。でも、やっぱり途中で眠くなっちゃった。消化器内科のテリトリーがとても広くていろいろ手がけていることもわかったし、消化器外科の人が新しくやって来て、いままでとは全然違うくらい変わったんだということもご説明頂いた。たぶん、連携の歴史がまだ浅いのだと思う。千代田区にありながら周辺の他地区とのつながりがより深いようにみえるこの不思議な病院は、「紹介してくれなくても別にいいんだけど」と言う雰囲気が、どこかに感じられてしまうのが残念だ。個々の先生方はそんな気持ちは持っていないのだと思うが、病院組織体としては、ようやくスタートしたようにみえる。

2012年3月13日火曜日

肝臓病教室

2年毎のこの肝臓病教室も、今年でたぶん5回目だと思う。最初の頃はウイルス性肝炎の転帰とアルコール性肝障害の諸種相を一般向けに説明して、インターフェロン治療の次には強ミノCのことを話していれば事足りたけれど、最近の数回はウイルス性肝障害についてはプロテアーゼ阻害剤、さらに国の様々な助成について時間を割くようになり、なんと言ってもウイルス性肝疾患とアルコール性肝障害に割り当てる時間よりも、脂肪肝とメタボリック症候群に関する話題とその対策にかける時間が多くなってきているのが大きな違いだ。出席するのは10年前と同じ年代のオジサンが圧倒的であるが、こちらが年とった分だけ相対的には若返っているのがキモい。健保組合の健診で肝障害を発見されてDあるいはE評価をくらったのだろうが、その多くは肥満、高脂血症、糖尿病予備軍を合併している。100人をはるかに超える受講者のうち、予後が肝障害で決定されるのはわずかであり、多くは合併する動脈硬化の合併症が待ち受けている未来を持っているわけだ。自覚症状が無いためか、治療コンプライアンスの悪さは折り紙付きで、病気に対する恐怖心も全くと言って良いほど欠如しているのが不思議である。

2012年3月8日木曜日

京都宿泊ホテル争奪戦

久しぶりの京都での学会なので、優雅に市内の旅館に泊まって学会と京都見物と思ってカード会社の国内旅行部門に宿の予約を依頼してみた。電話口に出た相手が「ハイッ」と言ったきりでしばらく何もしゃべらず、少したってから「J・・です」と、カード会社が委託している大会社の名前を言ったので、こちらも驚いて本来のアドレスであるカード会社のデスク名を聞きはじめたら突然相手が上司っぽいお姉さんに代わり、カード会社の代行としてのいつもの応対が始まったのでほっとしたのもつかの間、結局旅館は全滅、さらに驚いたことにはホテルも全滅で、「学会のほうで探してみてください」ということになった。急ぎ、学会の宿泊手配を代行しているK・・会社にファクスしたところ、ようやく第5希望がゲットできた。関西はやはり関西の会社が優れているみたいだ。それにしても、最近のカード会社の代行デスク、いまひとつ対応がよろしくない。

2012年3月2日金曜日

年度末の決算を控えてか、医療機器メーカーからの売り込みがいろいろある。レントゲン設備の売り込みが2社、生理検査関連のお話が1社来て、結局はお断りすることになったが、お話は伺った。レントゲン設備はCRメーカーからの話だが、胃透視をなくすことができないので、透視もできるDRの見積もりを出させたら他社の透視装置が値段の8割くらいを占める見積もりになり、売る側も売りにくそうだった。当院のレントゲン1000枚のうち保険診療は半分以下なので、メーカーが売り込みに際して材料視する電子化加算の恩恵は当院では大したことがない。現像機と現像定着液とメンテナンスがなくなるのは魅力あるが、そのためにリースなり借金なりで数年間楽しくない思いをするのもいやだ。機器の調子も悪くはないので、こちらの体が動くうちはこのままでいいだろう。それまでに値段ももっと下がるだろう。もう一方の生理検査関連会社は弱小医院向けにはあまり売り物が無いようで、血圧脈波検査の新型とポータブル的超音波診断装置の見積もりを持ってきた。即座に却下。機械や採決された血液やクスリに仕事をしてもらうよりは、医師を中心とした医療チームがとにかく汗水流して仕事をするしかない我が国の保険医療制度はまあまあベターなものなのだろうが、最大の問題は汗水に対する報酬が少なすぎる点だ。

2012年3月1日木曜日

秋葉原の美味しい肉

恒例の顧問会。萌えとPCパーツ店の間を抜け、重厚小学校脇を通り、白亜の殿堂医院を仰ぎ見て会場に到着。診療所から15分の道のりのすき焼きミシュランは今年もおばさま方総出でお迎え頂いた。今年は名誉顧問も生まれ、文字通りの先生方のお話を伺ったが、涸れた方、生臭い方などさまざまで、定年がない職業は年を経るに従って皆様自由闊達に人生を謳歌している、ように思えたことだった。平理事として下座の方でわいわいがやがややっていただけだったので、顧問の先生方と言葉を交わすことは無かったが、全体としてのなごやかさは政争に明け暮れるような医師会では見られないものだろう。