恒例の忘年会がまたも、新宿のカンファレンスルーム付属のラウンジで開かれた。丸暴ではあるまいし、組はやめてよと頼んでいるのだけれど、命名者が頑として聞かず、数年が経過した。以前はメーカーの講演会を兼ねてスポンサー付きで開かれたが、昨今の情勢の変化で現在は会費制の気楽な会へと変化して現在に至っている。つまらなそうに立ったままで出入り口に集まっているMRさんの顔つきを見るたびに感じた不自然さがない分、楽と言えば楽である。大学病院数名、私鉄駅前救急病院数名、開業医数名~10名のこの会合、メンバーの近況報告を聞くのも楽しみの一つであり、以前は各々の仕事の話が多かったが、その後は子供の育児の話になり、現在では多くが医師になった子供たちの話も話題の核になっている。隠れ家的な場所のためか、それとは無関係に値段の関係か、つまみ兼料理は美味ではなく、飲み放題のアルコール類もなんてことない味だけれど、年に1度のこの会でお互いの仕事ぶりと幸せぶり、時に不幸せぶりが垣間見られるのは、自分がいつの間にか長老になった新興の医学部ならではのことなんだと思う。
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