2012年1月21日土曜日

産業医研修会



久し振りの産業医研修会。今日5単位ゲットすれば更新できる20単位に達する、ということで都内辺境のT大学大講堂にでかけた。いつ雪に変わってもおかしくないような冷たい雨の中、埼京線の駅から歩いて7-8分かかる不便なところだけれど本部棟は立派であった。驚いたのは会場前のスペースに産業医募集の大企業の就活スペースが作られていたことだ。研修内容も、後半は介護・リハビリ支援ロボット開発・販売会社のデモ、そしていくつかの大企業産業医・健康管理担当者の明らかなPRという具合で、研修は前半だけで、あとは長いコマーシャルのノリであった。現在の産業医システムの状況を知る上では実に面白く、産業医学知識と技術の習得が主体であったいままで僕が聴講した研修会とは性質が全く異なるものだった。昔、医師会主導で始まったこのシステムに、少しずつ産官の介入がなされてきている気がする。その方向性は、ことの性格上当然のことであろうが、「医」サイドの主体性は維持するようにしたい。帰り際、就活スペースを見たら数名が企業担当者の話を聴いていた。
逃げるようにその場を後にして、銀座に向かった。コアビルの外の見えるエレベーターで行く10Fの楼蘭。宴はたけなわで、遅れて到着したことを主催者にお詫びして着席し、周囲と歓談しつつ、一度に出てくる取り分けされていた前半の料理を急いで食べた。ザーサイ付きご飯をいれて合計15品の宴席となると、酒などゆっくり飲んでいられない。しっかり味付けした広東料理は美味しいものの結構胃にたまる。お開きの遙か前から、女性の多いテーブルでは取り分けられた料理をいれたプラスチックケースが並び始めてスーパーのお総菜売り場的風景が出現している。結局、2種のデザートのうち一つはおみやになった。ごちそうさま。

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