パムッカレでの暑いけれど至極のひとときを過ごした後、トルコ中央部からエーゲ海沿岸都市への強行ドライブが始まった。さすが食料自給率100%の国だけあって、国道の両側には、中央部では小麦やジャガイモの畑が広がり、エーゲ海地方に近づくとひまわり、オリーブ、ザクロ、イチジクの畑が増えてくる。広大な作付面積と比べると、道路を走る物流の車両が少ないと思うが、そのあたりがこの国の産業の特性をあらわしているのかも知れない。でも、そのお陰でベンツは快走し、夕方と言ってもまだ陽が高い時刻に聖母マリアの家、エフェソスの遺跡を歩くことができた。さらにエーゲ海で一泳ぎして、イズミールのホテルに到着。前夜と異なり良いお部屋で爆睡。
翌日14日もドライブは続いた。途中トロイの遺跡を観光。シンガポールのマーライオン、ブラッセルの小便小僧、コペンハーゲンの人魚姫の像はすべて見たが、これら世界3大がっかりに匹敵するのがトロイの遺跡の入り口広場にあるトロイの木馬。でも、これはあくまで看板みたいなもので本来の見せ場は要塞都市トロイの遺構であるからまあいいでしょう。クルマは平均時速80kmで快走し、昼食は途中の村の中央にある緑陰の広場の周囲に並ぶ、まさに食堂で摂った。ヨーグルト飲料のアイランとソーダウォーターでサラダ、肉料理を楽しんだが、子供は日本人見慣れてないらしく珍しそうに見つめている。
午後にダーダネルス海峡のフェリーを使い、ヨーロッパ側に到達。300km走ってようやくイスタンブールに到着した。
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