2014年8月15日金曜日
ちょっとディープなイスタンブール
イスタンブールのガイドはアリさん。日本観光歴4回で、とても流ちょうな日本語を話す30ちょっとの若者だ。昨日までのビロさんが学者肌だったのと比べるとノリが軽いが、ブルーモスクを始め名所旧跡の案内説明はしっかりしている。この国の対日本人観光客ガイドマニュアルはかなりしっかりしてるんじゃ無いだろうか。ホテルがブルーモスクなど近い歴史地区にあるため観光はほとんど歩きだ。アヤソフィア、トプカピ宮殿、カーリエ博物館などなど、千数百年にわたって様々な国、民族に支配されてきた歴史的建造物とその内部の展示品は、政変に伴う略奪の被害もくぐりぬけて、さすが、と言わせるだけの迫力を持っている。街中は活気に溢れ、予想していたよりはずっときれいで、慣れれば住み心地は悪くないのだと思う。
人の活気が溢れているのがグランドバザールとスパイスバザールをはじめとする商店街。とくにこのバザールは一人で入り込んだら迷うのが確実な場所だ。ほとんどの商品には値札なんてついていないから値段は店との交渉次第。かなり値切って得をしたつもりでも、帰る時に小さなお土産をくれたりするので、もっと値切れたとちょっと後悔する。街の中では食べ物屋が目につく。大きい店でのドネルケバブの丈は1m位のものもあり圧巻だ。昼食は店頭の各種料理から選んでワンプーレートに載せてもらい、サラダをつけてアイランとミネラルウォーターでしっかり食べた後、独特の形のグラスに注がれたチャイを飲んで終了。ガイドさんと運転手さんは休む度に1TLのこのチャイを飲んでいた。ガラス製以外のはあるのか聞いたら見たことが無いという。
1300万人の人口を持つイスタンブールはボスポラス海峡、マルマラ海、金角湾という水域の合流点にある街だ。日中は街中心の丘の上にある歴史的価値の高い塔の上からそれらを眺め、夜は家内の友人のドクター、ユフク君と、金角湾の入り口にあるレストランで湾と海峡を通る船を眺めつつトルコ料理を楽しんだ。金角湾の対岸の旧市街にはモスクやアヤソフィアの尖塔がそびえ、反対のアジア側には広い範囲にマンションが建っている。食後の1杯は、ボスボラス大橋を渡ったアジア側の小さい港町にある海辺のレストラン街で久し振りのコーヒー。地元ロコが集うなんとなくウキウキ感が漂う楽しいエリアだった。
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