2011年12月8日木曜日
胃びらん、忘年会2
上部消化管内視鏡を受けた。術者は東海大学の講師で今一番安心していろいろなことをまかせられる人物である。スコープ先端が胃に入って送気して胃を膨らませての観察で一言、「先生、荒れてますね」。思わず見上げてモニターを見ると、確かに胃体部のfold上に発赤、浮腫、びらんが明らかだ。これに疼痛が加われば炎症の必要条件がすべてそろう。実は昨日のお昼は、今週末で産休の巣ごもりに入るミズTのリクエストで、診療所から下り坂を歩いて4,5分のエチオピアのカレーのテイクアウトランチをみんなで楽しんだのだった。立場上、(なんのこっちゃ?)、みんなより遙かに倍率が高い10倍豆カレーをオーダーし、スタッフの羨望のまなざしを浴びながら(エチオピアのカレーは辛さ倍率が高いほど絶対的に偉いのだ。疑うのなら、実際にお店に行って3倍か5杯のカレーを注文して静かにジャズを聴いていて隣の客が70倍!と言う注文を出したときの店の雰囲気と自分の至らなさを味わうと良い)、辛いそぶりを多少隠しながら食べたのだった。そして、その前日は忘年会1での四川家庭料理と紹興酒ロックで胃粘膜攻撃の前哨戦を果たしていたから、こんなものかと、妙な具合の納得感。そういえば、今朝の空腹感の強さはいつもの朝とは異なる次元だった。あれは、胃液が傷んだ胃粘膜を消化している勝利の雄叫びだったのかもしれない。
今夜の中華料理の忘年会は、誠に上品でおいしいビュフェだった。数年前、着席で同じ店での料理が超貧弱粗悪だったのと比べると、雲泥の差である。素晴らしかったのは、今までは何となく静かな雰囲気のこの会が、今までになく賑やかで、とくに、医師会理事ではない方々の、いろいろな楽しい話を聞くことができた点だ。
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