13人が出席しての法要はいつもの住職さんに代わって勤務25年のお坊さんが務めてくださり、他に2名の若手が脇を固めた。なかなか豪華な本堂に入るときに入り口の香炉をまたぎ、着席。読経はおごそかにすすみ、途中、参列者一同は自分を先頭に焼香し、再び着席してその後の歌謡曲風読経に聞き入った。ここのところはいつ聴いても心が落ち着く不思議な作用を持っている。南無阿弥陀仏の全員合唱が締めくくりだが、このときに叩く各人の前に置かれた木魚のリズムをお坊さんの木魚の音に合わせるのが意外と難しい。微妙にずれる。言葉のリズムと木魚のリズムが全く関係ないようなのが原因かも知れない。終えて本堂の外に出ると、12月中旬の冬の日差しはことさら穏やかで、風もなく、ほとんど葉の落ちた木々の中におわす大仏様の漆黒の姿が目立っている。墓に参ってのち、たん熊に移動しての昼食は、診療所の理事会の夜の豪華さはないが、上品な味付けの懐石コースであった。
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